大田先生と初めてお会いした時、レム睡眠行動障害との診断をいただきました。私の人生の中で22年間知りもしなかった病気。ずっと家族を苦しめてきました。「隣で寝るとすごい勢いで何度も蹴られるから隣で寝たくない。」「あんた、晩に寝ながら怒っとったよ。」「あんた、今日は寝ながら泣いとったよ。」「あんた、寝ながら『怖い』ってよぉたけど、どうしたん?」「寝ながら首振って嫌がっとったけどなんかあったん?」そのようなことを何回言われても、私の記憶には何一つ、寝ている時の記憶は残っていませんでした。ただ、残っているのは、いつできたか記憶にない無数の足にできるアザばかり。起きてみると足があるのは枕の上。そんなことが何回もありました。
また、レム睡眠行動障害について症状を祖母に話したところ、「あんたのおじいちゃんもそうじゃったんよ?子供産むときに隣で寝とったら蹴られるけぇ、ベッドを別々にしたんよ。このままじゃ子供が危ないと思って。寝ながらむくっと起きたかと思えばはっきり「おみゃーが悪いんじゃろうが」と怒鳴るだけ怒鳴ったそのあとパタリと寝たり、起きてみて聞いてみりゃ一個も覚えとらんのじゃけぇ。」と。私の父の父にあたるおじいちゃんもその症状なら持っているとのことでした。さらに、父の弟も持っているそうで、先日母まで「姉も幼いころに六畳半の和室の端から端まで寝返りをうっていた。」と言います。
治療を初めて日常生活を見直す良い機会ができました。寝る時間は10時半までにとの指示をいただき早寝を心がけるようになりました。寝る時間が遅くなっていた私は直すのに苦労しましたが、薬のおかげもあって早く寝られるようになりました。朝起きる時間も段々と改善されていきました。寝言も「はっきりと言っていたのがなくなった」と母に言ってもらえて嬉しさを感じました。1日20分以上のウォーキングはウエストポーチや安全たすきなどを母が準備してくれ、帽子も買ってもらい。さらにはトゥルースリーパーまで買ってもらい睡眠の質の改善に努めました。雨の日には家にある父のワンダーコアを借りて腹筋をしたり、Wiiのバランスボードを使ってのヨガや筋トレ、有酸素運動、バランス感覚の運動、加えて音楽を聴きながら歌い、ダイエットスリッパという底の丸くなっているスリッパをはいて家の中で軽く踊りながら食器洗いをしたり、洗濯物を干したり、最近では日常生活で寝たきりになることがなくなりました。また、より日光に当たるために、できるときは朝の洗濯物干しをするようにもなりました。一つも外に出なかった時期が嘘のようにみるみる体調が良くなり、体の重さが減っていきました。また、頭痛も最近では以前に比べるとほとんどないくらいにまで改善されてきています。