頭痛、めまい、シビレ、いびき、日中の眠気 – 福山市明神町 明神館クリニック

大田外来 = シビレ・ピリピリ痛

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👉 患者さん 生の声

1.原因の特定できないシビレ・ピリピリ痛・・・アロデニア異痛症が多い 

アロデニアの診断は、神経疾患、脊椎脊髄疾患、自己免疫疾患などではないことを、きちんと除外診断する必要があります。安易なアロデニア診断はできません。

~ なぜアロデニアは起きるの?

人の心は、身体に、強い影響力を持っています。

類似の病気をきちんと除外した後に残ったアロデニアは、実は、疲れた脳が作り出した病気なのです。脳を疲れさせるほどたまったストレスは、シビレやピリピリ痛として皮膚に症状を現われます。狭心症の痛みが肩こり痛であったり、胆のうや膵臓の痛みが背部痛として現われるのと同じように、アロデニアはストレスの吹き出物とも言えます

シビレや痛みのコントロールは2種類あります。
一つは、心が緊張したり、心が高ぶった時に、人は痛みを忘れます。これは、ドーパミンという脳のホルモンが、脳に作用してシビレや痛みを抑えるからです。
二つ目は、脳内ホルモンであるセロトニン、ノルアドレナリンが、手足体幹から上がってくる痛みの神経を抑制するからです。すなわち、ホルモンの働きによって、私たちは痛みを感じなかったり、感じにくくなります。ところが、脳が疲れて、これらのホルモンのバランスが崩れると、脳はシビレや痛みを強く感じるようになり、手足のシビレ、ピリピリ痛、慢性腰痛などを発症します。

特徴

Allodyniaと書きます。皮膚、筋肉の痛みの受用器からの信号を抑えるセロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンの働きが弱くなると、シビレや痛みを感じやすくなるのです。左右対称であったり、非対称であったりします。その多くは、空気に触れる場所、衣服の触れる場所に生じやすい傾向があります。したがって、顔面、手足、特に指に多く見られます。体幹にも見られますが、頭部、前腕、下腿に比べると少ないです。
アロデニア症例を人体皮膚図を用い、提示してありますのでご覧ください。

診断

除外診断が必要です。神経学的な検査および問診によって診断します。
頭部顔面アロデニアは神経内科、脳外科を受診する傾向があります。
上肢下肢アロデニアは整形外科、神経内科を受診する傾向があります。
残念ながら、診断に至らないケースがほとんどで、多くの患者さんは、複数の病院を受診し、途方にくれます。

原因

3つの原因が考えられます。

・過敏性格とストレス
・脳の前頭前野の疲労

・脊髄神経の混線

過敏性格とストレス

真面目、几帳面、完璧主義、こだわり性格の人、そして何らかの形で片頭痛を持っている人に過敏性格が多く見られます。異痛症アロデニアと性格との間には強い関連性が見られます。この過敏性格の人に慢性的に強いストレスがかかると、異痛症を発症しやすくなります。

不規則睡眠、遅寝睡眠、短時間睡眠などの睡眠ストレスは脳の大敵です。
睡眠ストレスは感情恐怖の中枢である動物脳(大脳辺縁系)を興奮させ、一方、次に述べる動物脳をコントロールしている前頭前野(特に背外側野)を疲弊させます。結果として感覚異常を来たしやすくなると考えられています。

 

 

 

 

 

前頭前野の疲労説

過剰なこだわり、過剰な心配、過剰な不安は脳を疲弊させます。疲れた脳波触覚や痛覚を正しく判断できなくなります。痛みのコントロールセンターである前頭前野の背外側野、内側野、眼窩野(下図)を疲弊させ、その結果として、痛みのコントロールセンター、特に背外側野(DLPFC)の機能不全を生じていることが、最新の脳科学で解明されました。前頭前野が疲弊し、痛みのコントロールセンターが機能不全に陥ると、最も脳から離れた距離にある足裏や手指などの感覚を正常に感知できなくなり、シビレやピリピリなど異常な感覚として感じるようになります。この異常感覚を異痛症アロデニアと言います。

 

 

神経の混線 ストローク説

身体の表面を覆っている皮膚は触覚、痛覚などの刺激を素早く大脳に伝えます。情報を受け取った大脳は外界に適応するよう身体を守ります。触覚シグナル、痛覚シグナルは触覚経路Tと痛覚経路Pに分かれて、別々の脊髄路を上行し、大脳の触覚中枢と疼痛中枢へ行きます。脳脊髄がストレスで疲弊すると、触覚経路Tと痛覚経路Pは混線し、触覚と痛覚が混じり合った不可思議な異常感覚となって、脳に伝わります。この異常感覚を胃痛症アロデニアと言います。

 

治療

1.生活習慣の改善

2.睡眠リズムの改善

3.薬物療法

セロトニン、ノルアドレナリン、ドーパミンのバランスを回復させる治療を行います。
抗てんかん薬と三環系抗うつ薬を中心に処方しています。
脳の興奮系グルタミン神経の作用を抑える薬剤として、Naイオンチャンネルに作用するバルプロ酸を主剤としAMPA型受容体に作用するペランパネル、シナプス小胞体に作用するレベチラセタム、脳の抑制系GABA神経の作用を増強するクロナゼパム、ジアゼパムなど。セロトニンを増やす作用のあるアミトリプチリンなどを主として夜8時1回処方しています。

治療効果

なかでも、睡眠と運動は効果的です。次に、認知行動療法や薬物療法があります。認知行動療法は運動と組み合わせると効果的です。薬物療法は、一般の安定剤、抗不安薬、鎮痛薬のほどんどは無効です。
難治性ピリピリ痛の中には、神経障害性疼痛と呼ばれている痛みがあります。この傷みは、複合性局所疼痛症候群CRPSとして定義されており、交換し系の過剰な活性化が原因と考えられています。その多くは、外傷、事故、その他による神経、骨、筋肉などの損傷後に発症するとされていますが、原因のわからない場合も多く、確たる治療法はありません。

頭部顔面アロデニア

頭部顔面アロデニア

  • 顔に風が当たると痛い                 
  • 髪に触っても頭が痛い、クシやブラシを使っても痛い     
  • 眼鏡が不快でかけ辛い、イヤリングが不快で辛い       
  • 枕に当たる所が不快で寝られない              
  • 舌がピリピリして味がわかりにくい             
  • 口の中が不快で食事が楽しくない              
  • 頭、顔のシビレ、不快感は左右対称的にある        
  • シビレ、ピリピリは常時ある                
  • シビレ、ピリピリは変動があり、なんともない時もある    

 

上肢下肢アロデニア

  

  • 上肢の前腕から指のシビレが気になる                
  • 下肢の下腿から指のシビレが気になる                
  • 腕時計、ベルト、ソックスなどが不快                
  • 背中のシビレ、ピリピリが気になり上に向いて寝にくい
  • 布団や毛布が体に触れると不快
  • 足の裏のシビレやピリピリ感が気になる                   
  • シビレ、ピリピリは変動があり、なんともない時もある  

治療

脊髄以下の末梢神経の障害ではないため、中枢神経の可塑性によって起きた脳過敏症(Cephalic hypersensitivity syndrome)の治療となります。アロデニアの8割は、片頭痛をベースに持っているため、片頭痛の治療は有効です。アロデニアの2割は、身体的精神的な慢性のストレスにより、繰り返す弱い刺激による神経可塑性の結果として生じます。治療は、生活習慣の改善、考え方の改善と薬物治療が三位一体となって初めて効果を発揮します。薬物治療は従来のNSAIDであるロキソニン、バファリン、麻薬系鎮痛剤は全て無効です。神経の興奮を鎮めるバルプロ酸、アミトリプチリンなどが有効です。

シビレ・ピリピリ 異痛症 アロデニア パンフレット

様々なアロデニア
患者さんに記入していただいたシビレ、痛みの範囲  

  :シビレ  :ピリピリ痛い

<頭部>

37歳 女性 主訴:左後頭部の痛みと左顔面の痛み

左後頭部の痛みと左顔面の痛み

38歳 女性 主訴:体のシビレ、頭痛

体のシビレ、頭痛

61歳 女性 主訴:左陰部鼠蹊部から両足のシビレ痛み

左陰部鼠蹊部から両足のシビレ痛み

29歳 男性 主訴:体が痛い体が痛い  64歳 女性 主訴:右手のシビレ、頭痛

 80歳 男性 主訴:顔面の痛み

 <上肢>

 59歳 女性 主訴:左腕のシビレ左腕のシビレ  54歳 女性 主訴:左手のシビレ左手のシビレ 52歳 女性 主訴:右頚部から手先にかけての痛み、感覚がない

右頚部から手先にかけての痛み、感覚がない

69歳 女性 主訴:首こり、肩こり首こり、肩こり
28歳 男性 主訴:くらっとする

45歳 女性 主訴:フワフワしためまい、手のシビレ

フワフワしためまい、手のシビレ

72歳 女性 主訴:右首から肩、腕の痛み

15歳 女性 主訴:頭痛

<下肢、足の裏>

 39歳 女性 主訴:手足のシビレ、背中・肩・腕のヒリヒリ感手足のシビレ、背中・肩・腕のヒリヒリ感

 

38歳 女性 主訴:体のシビレ、頭痛

体のシビレ、頭痛

61歳 女性 主訴:左陰部鼠蹊部から両足のシビレ痛み

左陰部鼠蹊部から両足のシビレ痛み

58歳 女性 主訴:足のシビレ足のシビレ 68歳 女性 主訴:不眠、めまい、足のシビレ不眠、めまい、足のシビレ

 

 44歳 女性 主訴:足のシビレ

264883

 60歳 男性 主訴:右足指のシビレ268007

 

76歳 男性 主訴:足裏、尿道の痛み

 49歳 男性 主訴:両足のシビレ

<上下肢>

29歳 男性 主訴:体が痛い体が痛い  54歳 女性 主訴:身体、右足の痛み、両手のシビレ、歩きにくい身体、右足の痛み、両手のシビレ  86歳 男性
主訴:耳鳴り、膝・肩甲骨・胸・腰の痛み、右手足のシビレ166299
 53歳 男性 主訴:右足のシビレ・痛み91551  56歳 女性 主訴:頭痛、肩こり185076 64歳 女性 主訴:全身の痛み

242741

 37歳 女性 主訴:右顔面、右腕右足のシビレ

 76歳 男性 主訴:肩、腰の痛み

32歳 男性 主訴:両手足、足裏のシビレ
 
 64歳 女性 主訴:右手のシビレ、頭痛

 

2.原因のあるシビレ・ピリピリ痛・・・神経の圧迫が多い

環軸椎亜脱臼 頭蓋頸椎移行部病変

症状

上肢の異常感覚、上肢の巧緻運動障害、めまい、ふらつきなど

頚椎症性脊髄症(脊柱管狭窄症・変形性頚椎症など)

症状

両上肢の痛み・シビレ、巧緻運動障害、緩慢歩行など

頚椎症性神経根症(頸椎ヘルニアなど)

症状

肩こり、首・背中の痛み、上肢の痛み・シビレ、頭痛、めまいなど

腰椎症性脊髄症(脊柱管狭窄症・変形性腰椎症など)

症状

下肢の痛み・シビレ、間欠跛行など

腰椎症性神経根症(腰椎ヘルニアなど)

症状

腰の痛み、下肢の痛み・シビレ、歩行困難、排尿困難など

馬尾症候群

症状

下肢の痛み・シビレ、下肢の運動障害、尿・便失禁、慢性便秘、尿閉、性器の異常感覚、会陰部の痛み・ほてりなど

梨状筋症候群

症状

お尻の痛み、座っている時に痛みが増悪するなど

手根管症候群

症状

手指の痛み・シビレ(第1~4指)、母指球筋の萎縮など

肘部管症候群

症状

手指のシビレ・まっすぐ伸びない(第4~5指)、箸が持ちにくい、握力低下、手の筋肉が痩せるなど

足根管症候群

症状

足裏の焼けるような痛み・ピリピリ・ジンジン、脛骨神経を押すと痛みやシビレが生じるなど

胸郭出口症候群

症状

肩こり、肩のシビレ、胸や背中がだるい、腕を挙げると腕がしびれる、頭痛など

足底腱(筋)膜炎 モートン病など

症状

歩行時の足指の痛みなど

ポリニューロパチー

症状

手足などの身体の末端部分のシビレ・筋力低下・脱力、歩行障害、呼吸障害など

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