Column
睡眠時無呼吸症候群とはどのような病気なのですか?
10秒以上の無呼吸が睡眠中に1時間あたり5回以上起きる場合に、「睡眠時無呼吸症候群」と診断されます。この無呼吸(呼吸停止)が一晩に何度も起こると、その度に短い覚醒が起きるため、熟睡できず慢性的な睡眠不足になり、集中力や記憶力が低下します。また、酸素不足のストレスから、高血圧や心筋梗塞、脳梗塞などの原因になるともいわれています。
どんな症状が出ますか?
症状としては(1)大きなイビキをかき、時々イビキが止まる(2)寝返りが増え、朝起きたときに頭がすっきりとせず頭痛がする(3)昼間に強い眠気が起こり、居眠りをしてしまう-などがありますが、自覚症状があまりないため、気付かれず放置されていることがよくあります。日中、極度の眠気がある方やイビキのひどい方は検査を受けてみた方がいいでしょう。
睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合、どうすればよいのですか?
検査設備のある病院で1~2泊入院をして睡眠ポリグラフ検査を行います。
この検査は、睡眠時の脳波や眼球の運動・筋電図・呼吸活動・心電図・血中酸素飽和度・イビキ音などを測定するもので、これにより睡眠の深さ、無呼吸の状態などがわかりますが、まだこの検査を行っている病院はあまり多くありません。
自宅でできる簡単な検査方法はありませんか?
財団法人 福山通運渋谷長寿健康財団では、自宅で無呼吸状態と酸素飽和度を測定できる簡易型の検査機器(アプノモニター)を貸し出しており、その結果を分析し、問題があれば専門病院での検査をお勧めしています。
治療法はその重症度と原因により、減量や生活指導、耳鼻科的手術などがあります。また、鼻にマスクを着けて睡眠中に空気を気道へ送り、気道の閉塞を防ぐ「CPAP(シーパップ)療法(経鼻持続陽圧呼吸療法)」などは多くの方に効果があります。
リビング新聞 2003年4月5日