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顔面神経麻痺 ~ベル麻痺~
今回は顔面神経の麻痺についてのお話です。
顔面神経麻痺の原因
顔面神経麻痺の原因の約70%が原因不明のベル麻痺、約15%が耳周辺に発疹が出るハント症候群、残り約15%が脳などの原因です。
最近は原因が分からなかったベル麻痺も体内に潜伏している単純ヘルペスウィルス、水疱瘡ウィルス、帯状疱疹ウイルスが活性化して顔面神経を傷つけて麻痺を起こしていると言われています。
ベル麻痺の症状
まぶたが閉じられない、額のしわができない、唇が閉じられない、麻痺側の舌の味覚がない、4徴候です。
治療について
- 薬物治療
- 1週間~10日のステロイド療法に、抗ウィルス療法を4~5日間併用することがあります。
- 顔の表情筋の安静
- 10日程度必要です。この間、顔のやさしいマッサージは筋肉が縮んで硬くなることを防ぐのに有効です。安静期間中にしてはいけないことは、目を閉じようとする努力、動きにくい唇を使っての食事です。
- リハビリ治療
- 1日1mmの速さで再生していく顔面神経は次第に顔の表情筋へ戻ってきます。この神経再生の時期に顔の表情筋に無用な負担をかけないことが大切です。目を開ける、あごを動かす神経は顔面神経ではありませんから大丈夫です。この間、低周波等の電気治療はしない方がよい。リハビリと称して無用なことをしないことです。
- 外科的治療
- 完全麻痺の場合、形成外科による額からまぶたを持ち上げる手術、脳神経外科では舌下神経と顔面神経とを吻合することによって、麻痺を回復させる舌下神経顔面神経吻合術があります。
- 後遺症に対する治療
- 口を動かすと目が閉じる病的共同運動障害、顔面痙攣に対してはボツリヌス療法を行います。
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