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<ケース22>  不眠と睡眠環境

-明るすぎる照明、やわらか過ぎるベッド-

睡眠の環境を整えることによって、随分と不眠が解消されると聞きますが、具体的に教えてください。

照明、枕、マットの性状、ベッドの方角、位置など、様々な要素が絡み合って不眠の原因となります。また逆に、不眠を解消する原因となったりします。

寝室の照明はどのように工夫したらいいのですか。

ルクスという照度を表す言葉をご存知ですか。実は日没後のリビングの明るさ、寝室の明るさ、トイレの明るさを日常感覚的な明るさよりも、ずっと暗くした方がよいのです。

具体的にどの位の明るさ(ルクス)が適当なのですか。

日没後は300ルクス以下、出来れば100ルクス程度が望ましいでしょう。照度計を用いてご家庭のリビングの照度を測ると、多くの家庭が300ルクス以上です。中には500ルクスや700ルクスといった明るい部屋もあります。明るすぎると脳を刺激し、不眠の原因となり、特に子供や高齢者にはよくありません。

睡眠中の部屋の照明、トイレの照明はどのようにしたらよいのでしょうか。

夜間トイレに行くとき、フットライトで足元が見える程度の照明があれば十分です。満月の夜道が0.2ルクスですから、1ルクスもあれば十分です。寝室・トイレを適正照度にするだけで良眠に随分と効果が期待できます。

照度計はどこで購入できますか。

インターネット上で1万円程度で販売されています。自宅の照度測定をお薦めします。

寝具について具体的に教えてください。

特に敷布団がポイントになります。人は一晩の睡眠中に10回程度の寝返りを打ちます。寝返りは身体の緊張をほぐし、良眠を保ちます。寝返りの打ちやすいマットや敷布団であることが大切です。

ベッドの位置や方角についてはどうですか。

ベッドやマットを買い替えるだけで、長年の不眠が治ったという話はよくあります。そこまでしなくても、ベッドの向きを変えたり、ベッドの位置を変えるだけでも不眠に効果があります。

昔から北枕はいけないといわれていますが。

医学的な根拠は何もないと聞いています。地球の磁場や磁力線は南北に流れているため、むしろ北枕の方が良いという説もあります。北にこだわる必要はありません。方角を変えることで気分が変わり、良眠につながります。

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