Home » 不登校 » 特別寄稿集その4

相談窓口および精神科医療ネットワーク構築の必要性

不登校への対処にはカウンセリングだけでなく、医療の関与が必要なケースがあります。

1、 どのタイミングで精神科医に紹介するかがとても重要。

2、精神科医の深刻な不足が問題(十分診療してもらえない悩み)。

精神科医は専門分野が細分化されていて“不登校”のケースによって専門の精神科医も違ってきます。 特に『児童青年精神医学専門医』の不足が深刻となっており、職務多忙なため、紹介しても断られてしまう可能性があるのが現実です。

ちなみに、『児童青年精神医学専門医』は中四国地方は広島市に3名、倉敷市に1名、岡山市に2名の6名のみ。

日本児童青年精神医学会認定医 全国で123名(2006年4月1日現在) 北海道-4名 東北-8名 関東-24名 中部−20名 近畿-27名 九州・沖縄-12名 (HP掲載希望者のみ:日本児童青年精神医学会Webサイトより)

上記のように“不登校”は医療の関与が重要であるにも関わらず、まだまだ大きな課題があり、一筋縄ではいかない問題であるといえます。

医師の間でも「“不登校”を診ることに対して慎重にすべき」という意見をよく聞きます。精神科医でもそのことには変わりなく、重い責任の中で、診察が微妙で難しいだけに、結果として、患者さんとの信頼関係に支障を来たし、正しい医療ができないというケースも実際に起こっているようです。

しかし、だからといって放っておいてもよいのでしょうか。実際に「何とかして!」という悲痛な声があるのも確かです。だからこそ、一人のドクターや1つの病院・診療所の問題ではなく、広い医療ネットワーク(特に精神科医療ネットワーク)を形成し、“不登校”に対して、協力し合って対処して行くことが必要なのではないかと感じています。

明神館脳神経外科 大田こうすけ

児童青年精神医学会Webサイト

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