自宅で気軽にできる、在宅睡眠ドックを利用しましょう。
いびきには問題のないイビキと、病的なイビキがあります。
病的なイビキであった場合、将来大きな疾患につながる可能性がありますので、適切な治療が必要になります。イビキの鑑別は、在宅睡眠ドックで、簡単に自宅で検査できます。
在宅睡眠ドックの詳細はコチラ
最適なまくらでイビキ“快消”さわやか“快朝”!
イビキは、普段使う枕を変えることで、改善できる場合があります。 人間は睡眠中に数回〜数十回寝返りをうちます。従って寝返りのしやすいまくらを選ぶことが1つのポイントです。上を向いた状態だけでなく、横向きの状態でも高さがフィットしていると最高です。
まくら外来では、寝返りの際に高さを自動調節してくれる枕も取り扱っています。自宅に持ち帰って試用することもできますので、お気軽ご相談ください。
正しい枕で、いびき・肩こりを改善。
くぼみがない枕
首の骨(頚椎)を支える高さが足りず、アゴが下がってしまいます。
→いびき・肩こりを引き起こしやすくなります。
へこみすぎる、柔らかすぎる枕
素材が柔らかすぎて頭部がへこむ。
→眠りが浅くなります。
手前(頚部)が高くなっている枕
頚椎を支える高さがありすぎて、アゴが上がってしまいます。
→イビキ・呼吸障害を引き起こします。
朝、枕をひっくり返してしまっている
朝、起きたとき、枕がひっくり返っていないか確かめてください。特に化学素材を使った機密性の高い枕は、寝ている間に温度が上昇します。寝汗をかきやすく、暑くて寝にくいため、無意識に枕をひっくり返してしまいます。頭に血がのぼり眠りも浅くなります。
→頭痛を引き起こす原因となります。
朝、起きたら枕をしてない
次の日の朝、首・肩が痛くないですか?
立っている時と違う姿勢になってしまうため頚椎(首の骨)に負担がかかり、血流を悪くして肩・首を痛めやすく、眠りも浅いため、起きた時にぼーっとします。
心当たりがあれば、枕を見直してみましょう。
よい枕を選ぶ条件
まっすぐ立っている姿勢がそのまま寝床で実現できること。
頚椎弧の深さは人種的にも多少の違いがあり、欧米人は舟状頭蓋が多く、頚椎弧が深く、柔らかめの枕が適しています。一方日本人などのモンゴリアンは、頚椎弧が浅く比較的硬めの枕が適しているといわれています。
最適なまくら選びには頚椎弧の深さの測定が大切です。
快適な硬さと肌触り→枕の素材選び
まくらを選ぶ際、自分好みの硬さや肌触りであることも大切な条件です。どの素材が一番いいということはありません。可能なら、いつもの就寝環境でそのまくらを実際使用し、自分自身で確かめてみることが大切です。
主な素材 | 特徴 | 硬さ | ||
長所 | 短所 | |||
羽根 | ![]() |
吸湿性・放湿性に優れ、復元力がある | 羽根特有の臭いがあり、アレルギーの人は避ける | 柔 |
ポリエステル綿 | ![]() |
ふんわりと柔らかく、へたりにくい。耐洗濯性が高い | 吸湿性はほとんどない | 柔 |
パイプ・ビーズ | ![]() |
丸洗い可。ほこりや虫の心配がいらない。通気性がよい | 吸湿性がない。枕カバーをタオル地などに | 硬 |
低反発ウレタン | ![]() |
頭部の安定がよい | 熱がこもりやすい | 柔 |
そば殻 | ![]() |
湿気がこもらず涼しい | 吸湿性は優れるが、カビや虫が発生することも。アレルギーに注意 | 硬 |
枕は消耗品
見落とされがちですが、枕の寿命は案外短く、その枕にあったお手入れや保管が必要です。
機能の低下を感じたら早めに交換しましょう。
まくらの主な素材ごとのお手入れと交換目安
主な素材 | 素材 | 劣化 | お手入れ | 交換目安 |
羽根 | 天然 素材 |
羽根が折れ、へたってくる | 天気がよく、湿度の低い日に陰干しする | 2~3年 |
ポリエステル綿 | 石油 加工 |
高さがなくなり、へたる | 日光乾燥・洗濯可 | 1~2年 |
パイプ・ビーズ | 石油 加工 |
ほとんどない | 洗濯機でネットに入れて洗濯。その後自然乾燥 | 4~5年 |
低反発ウレタン | 石油 加工 |
硬くなり、へたる | 陰干しする。ふとん乾燥機は避ける | 2~3年 |
そば殻 | 天然 素材 |
高さ・弾力がなくなる | 頻繁に陰干しし、乾燥を保つ | 約2年 |