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メニエール病、高橋正紘先生について

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メニエール病が多い病気といわれる理由は、2011年に発表された「メニエール病診断ガイドライン2011年度版(下記参照)」をはじめ、厚労省とメニエール病研究班の間違った誘導によるところが大きいと思います。国と学会を挙げて推奨してきたこのガイドラインは、日本医師会の日本醫亊新報No4623(2012年12月1日発行)により、医師会員に周知されました。第28回日本めまい平衡医学会では、2011年7月7日~9日に医師講習会を開催し、医師の生涯教育に取り組みました。このように、厚労省、日本医師会、専門医学会はそろって、全国の医師に対し、メニエール病診断の啓発活動を行ってきました。市井の医師達は難病指定のメニエール病は意外に多い病気と思ったに違いありません。現実に、メニエール病の診断名が巷に溢れています。
ことの発端は、1974年、当時の厚生省特定疾患メニエール病調査研究班の偏った解釈に起因するところが大きいと思われます。以来、2008年厚生労働省難治性疾患克服研究事業 前庭機能異常に関する調査研究班に至るまで修正されることなく、前庭内リンパ水腫を起因とするメニエール病にこだわってきました。当時の研究班の一員である高橋正紘博士は、研究班の集めた患者資料から、メニエール病の原因はストレス、疲労、睡眠不足であり、その結果として内リンパ水腫が起きるのではないかと推測されたようです。当時、高橋先生の主張は受け入れられませんでしたが、後になって学会はメニエール病、突発性難聴の原因はストレス、疲労、睡眠不足と認めました。その後、ストレス脱水が加わりました。

<参考>

メニエール病診断基準(簡易版)
この簡易版は、著述などの際に簡略に記載できるように、メニエール病診断基準の開設部分を省略したものである。簡易版を利用する場合は、必ず診断基準の全文を参照し、内容を十分理解する必要がある。

Ⅰ.メニエール病確実例
難聴、耳鳴、耳閉感などの聴覚症状を伴うめまい発作を反復する。

Ⅱ.メニエール病非定型例
下記の症候を示す症例をメニエール病非定型例と診断する。

① メニエール病非定型例(蝸牛型)
聴覚症状の増悪・軽快を反復するが、めまい発作を伴わない。

② メニエール病非定型例(前庭型)
メニエール病確実例に類似しためまい発作を反復する。一側または両側の難聴などの聴覚症状を合併している場合があるが、この聴覚症状は固定性で、めまい発作に関連して変動することはない。
この病型の診断には、めまい発作の反復の状況を慎重に評価し、内リンパ水腫による反復性めまいの可能性が高いと診断された場合にメニエール病非定型例(前庭型)と診断すべきである。

○原因既知の疾患の除外
メニエール病確実例、非定型例の診断にあたっては、メニエール病と同様の症状を呈する外リンパ瘻、内耳梅毒、腸神経腫瘍、神経血管圧迫症候群などの内耳・後迷路性疾患、小脳、脳幹を中心とした中枢性疾患など原因既知の疾患を除外する必要がある。

メニエール病診療ガイドライン2011年度版
厚生労働省難治性疾患克服研究事業前庭機能異常に関する調査研究班
(2008~2010年度)/編より

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