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睡眠相後退症候群(予約下さい)

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<メラトニンについてご説明します。光療法を行っています。予約制です。>

 

早く寝ようと思っても真夜中を過ぎないと寝れない、そして起床は正午近くになってしまう。若い人に多い。睡眠相が後退することによって、朝学校に行けない、朝会社に行けない、日常生活に支障をきたす睡眠障害です。

原因は、体温リズムやホルモンリズムが3~4時間遅れることが指摘されています。

Delayed sleep-phase syndrome DSPSと呼ばれ、概日リズム障害のひとつです。1981年、ワイツマンらが提唱した比較的新しい睡眠障害です。近年、若者の不登校の原因として注目を集めています。

発症は、幼少期または思春期に多い傾向があります。

発症原因は、夏休み遅くまで遊んだ、遅くまでゲームで遊んだ、遅くまで試験勉強を頑張ったなど、単純なきっかけが多いとの報告もあります。

治療は、軽症の場合は、毎日10~15分ずつ寝る時間、起きる時間を早くする。

この方法が無効な場合は、光療法、ブライト療法など、小型の白色灯ランプをタイマーセットし、ベッドサイドに置きます。毎朝1万ルクスの光を30分以上浴びる方法です。

時間治療では、睡眠相を早めるのではなく、逆に思い切って睡眠相を毎日5~6時間ずつ遅く寝る方法です。この方法を1クール5~6日続けることにより、体内時計を調整します。本人および家人の多大な自覚と協力が必須です。

薬物療法としてのメラトニンは、厚生労働省の許可制となっています。希望者には、個人輸入されることをお勧めします。輸入の手続については、ご説明いたします。

大麻は睡眠補助薬として、その有用性が認められています。

その他、大量のビタミンB12が有効との報告もあります。

ナルコレプシーに処方するベタナミンやモディオダールの使用はケースバイケースで難しく、かえって症状を悪化させる場合があります。

<症例>

25歳男性

高校生の頃から、昼夜逆転があり、引きこもり状態になったため、高校は中退しました。その後、アルバイトをしても、昼間眠る時間があるため、アルバイトに行けませんでした。そのうち、自分の睡眠の周期がおかしいことに気づき、インターネットで検索し、睡眠周期がずれていく睡眠障害があると知りました。

自分の睡眠は、寝る時間が段々と後ろにずれていき、1ヶ月位の周期で元に戻ります。7時間程度寝れば、普通に目は覚めます。自分の睡眠サイクルで生活していれば、熟眠感もあり、起きている間は特に眠気は感じませんし、昼寝もしません。ただ、睡眠時間がずれることで、社会生活ができないため、なんとかしたくて、明神館クリニックを受診しました。

大田先生から、『あなたの睡眠日誌を見ると、約2週間で120分睡眠が後退しています。1日だいたい10分程度後退している状態です。これは、睡眠相後退症候群という睡眠障害で、原因は先天的なものです。お薬の効果を見てみますが、自分の睡眠リズムににあった職業、場合によっては在宅勤務も検討してはどうでしょうか。』と、睡眠相後退症候群についての詳しい説明と、今後の対応についてのお話を聞きました。

大田先生からきちんとした診断名を聞き、自分の状態は、自分の駄目な部分のせいではないということがわかり、自信を取り戻しました。少しずつですが、社会復帰に向けて前進しています。体内時計のずれは相変わらずですが、原因を知ることがこれほど大切なことだったのかと思います。学校に行けない子供たちの中に、自分と同じように、睡眠相後退症候群の子供がいるならば、早くその原因を知る機会に出会ってほしいと思います。

本当にありがとうございました。

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