頭痛、めまい、シビレ、いびき、日中の眠気 – 福山市明神町 明神館クリニック

光畑直喜外来

光畑直喜外来

mituhata

診察日:月曜日、火曜日 ※予約優先 

① がん治療
当方ではがん治療相談だけでなく、遺伝子検査から治療薬を選択しがん治療に役立てます。

泌尿器以外の臓器がん、転移した進行がんの患者さんで、治療から見放されたがん難民の方々に、私の長いがん治療経験から役立つ情報を提供させていただいています。最近では個々の患者さんのがん組織から得られた遺伝子結果に基づき薬剤を選択し、治療に役立てています。

個別化した最新のがん治療法として遺伝子変異から低用量の抗がん剤を選択する根拠となる遺伝子解析をCPM社(がん個別化医療会社)と提携して実施しています。すべての臓器の腫瘍を対象としており、従来の診療科を超えてがん組織と正常組織の遺伝子変異、あるいはがん細胞が作る異常なたんぱく質を解析するネオアンチゲン解析が対象となります。遺伝子変異解析から得られた患者さんの遺伝子解析結果とアメリカFDAが持つ最新のがん遺伝子変異と適応薬剤について照合を行います。こちらのFDAデータは2ヶ月に1回更新され推薦される分子標的剤を含めた薬剤についてレベル1~5までの段階で照合比較し患者さんに情報を提供いたします。全エクソン解析をしてがん細胞内で作られるネオアンチゲンワクチンを個々の患者さんで作成は可能になりました。昨年まではこのワクチンの使用は許可されていませんでしたが、樹状細胞ワクチンと混合培養して使用する医師主導型の臨床研究が許可されました。ネオアンチゲンワクチンは個別化治療の最先端の治療として期待されます。

検体は従来のパラフィン投入した病理スライドでも受付しますが、すでにこれらは遺伝子が破損を受けていますので、理想的にはRNA・DNAが良好に保存できるRNAレイター液に手術直後腫瘍組織3mm角を4つ、1.5ccのバイアル4本に入れるだけで4℃~8℃で1ヶ月安定的な遺伝子解析が可能です。がん組織の摘出手術が前もってわかる方には、上記のバイエル4本と主治医への依頼書を持って帰っていただきます。この分野では日本は遥かに遅れを取っており、がん病院といえども患者さんの検体保存については非常に貧弱な状態にあります。世界はコロナのmRNAワクチンと同様、がんの遺伝子変異を個々の患者さんで解析する個別化医療が進歩しています。モデルナのがんワクチンも悪性黒色腫の患者さんの再発予防に個々の患者さんのがん組織からネオアンチゲンワクチンを作成し、その情報をメッセンジャーRNAの形で投与する試験でアメリカ、ヨーロッパで第Ⅲ相試験が最近開始されます。第Ⅱb相試験では画期的な効果が得られています。
また、がん細胞は常に治療に抵抗しながら遺伝子変異を起こしていき、人の免疫から逃れていく手段を保持していますので、流血中のがん細胞の壊れた遺伝子を集めて解析するリキッドバイオプシーがあり、ご本人の血漿中のがん由来遺伝子変異・適応薬剤候補の照合も可能なリキッドバイオプシーパネル解析もあり、生検のごとく侵襲の伴う検査をせずに現時点でのがん遺伝子の状態を流血中のDNAを解析して治療に役立てる方法もあります。

がん治療セカンドオピニオン
担当医:光畑直喜
予約窓口:看護師 中川多恵子 津田純子  電話:084-927-0011

料金:1回 30,000円(消費税込)
ご希望の方は下記様式に分かる範囲でご記入の上、FAX下さい。
 相談フォーム  FAX:084-927-0015

 

② 腎移植外来

1986年呉共済病院から腎臓移植を開始し、1996年にはABO不適合夫婦間移植、あるいは1991年修復腎臓移植も実施、現宇和島徳洲会病院万波先生(元市立宇和島病院泌尿器科)を中心として現在まで1300例を超える多次移植を実施した他、高度先進医療指定第三者間修復腎臓移植も宇和島徳洲会病院を中心に参加しています。自家腎移植も含む腎血管外科領域のご相談も対応しています。

 

③ 前立腺外来

頻尿、残尿感、排尿に時間がかかる、排尿痛、血尿などは、前立腺や膀胱の異常によって起きます。尿検査で異常があれば、エコー検査、膀胱鏡検査などを行います。痛くない検査がありますので、おかしいと思いながら放置しないようにしましょう。


<光畑直喜ブログ>

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参考 闘病記ブログ 大田浩右